雪の降る町を。

e0024944_23574304.jpg
雪も降り始めはかわいいもんだ。
今夜は雪見酒で洒落てみようか、なんてうちはまだ…平和さ。

この雪にはやられた。完璧にやられた。

夜の11時、首都高速の高樹町を過ぎたタクシーが
ピタリと停まったまま2時間。

やむなくタクシーを降り、高樹町出口へ逆歩行。家内と二人死の行軍。
まるで203高地。

しかし、六本木通りはタクシーを待つ帰宅難民で溢れていた。

吹雪の中、渋谷方面に向け歩く歩く。某ホテルに辿り着いたのが4時。
いづこのタクシー会社も通信不能。
「お部屋は開いております。7万5千円ですが」
一時間半だぞ…ご休憩にもならんだろう。1分いくらだ。
5時半になれば始発の電車が出る。

その時、2台のタクシーが到着した。

「どちらまで?」タクシーを呼んだらしい2人の青年が声をかけた。
「世田谷ですが」「方向同じですね。良かったら乗り合わせしませんか?」

地獄に仏だ。見ず知らずの夫婦に声をかけてくれるとは、
今時こんな慈悲深い若者がこの国にいたというのか。

帰宅6時半。40分程うたた寝して上野へ出発。
今日はデビュー記念日と誕生日を祝って全国からファンの皆さんが上京する。
30数名が交通手段に恵まれず断念したが、会場は昔の星娘、星兄いで
賑わっていた。

九州から、北陸から、東北から、寒さにふるえながら辿り着いたのだ。
本当にありがとう。来る事が出来なかった皆さん、次回を楽しみに。

このアクシデントの真っ只中で人を思いやる余裕を持ち合わせた青年が二人。
いい歳をした自分がなんだかこっ恥ずかしい。
せめて名刺でももらっておくんだったと後悔している。

大雪の日は、じたばたしない。コタツでのんびり過ごすことだね。




by teruhiko_saigo | 2014-02-18 01:26 | KIRABOSHI について