文化勲章

”あいつより、うまいはずだがなぜ売れぬ”
昔こんな川柳を詠まれた森光子さんが文化勲章を受章され、
帝国ホテルの会場は千人以上の招待者であふれた。
初めて座長になられたんが40過ぎてからやから
ほんまの遅咲きやったんやね。
ご挨拶されてるときにマイクがガタガタっと鳴った。
あれっと思ったら「私震えてるんです」と、
芸歴70年の森さん、緊張を隠そうともしない
森さんらしいええご挨拶やったよ。
森繁久彌さん山田五十鈴さんに続いて
文化勲章のパーティーにお呼ばれしたんは三人目やけど
商業演劇として受章されたとこに意味があるんよ。
そう考えたら商業演劇で初めて受章された森繁さんは
やはり凄いし嬉しかったやろなと改めて思うよね。
森さんの手を握って
「おめでとうございます、僕たちの誇りです」と言うたら
「ホントに?そう思っていいかしら」どこまで素敵なんやろね。
晴れ女の森さんにふさわしい暖かい日やった。
森光子さん、益々お元気で”でんぐり返って”下さいね。
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by teruhiko_saigo | 2006-01-31 14:25 | その他 エッセイ