鹿児島に帰っとりました。
金曜日に行って今日戻って来た。
トーナメント並のゴルフ4日連チャンですわ。
最初2日の予定やったんやけど”握り”があるでしょ
(金は賭けんよ)負けた方が「明日もやろ」と来るわけ。
で、4連チャン。
ええ歳したもんが童心に返って球ころがし。
けど流石に4日目は答えるわ。腰に来る。
しばらく椅子に腰掛けてると固まってくる。
プロは大変よ。毎週やからね。
そして起こった”普通であることの喜び”事件パート2
世の中すべてタイミングでしょ?
それがいい時と悪い時がある。
どこかで行っとかなあかんかな?いや、大丈夫やろ。
それがあかんのよ!
雨が降って来た、腹は冷えて来る。
あと2ホール残した魔の17番ホール。
青ざめた昔のアイドルが万ちゃんと壽ちゃんに訴える。
「あかん…もう…あかん」
「キャディさんのカートでクラブハウスに戻ったら?」
「カートに傘さして一人で乗って行ったらおかしいやろし…
残ってる者は何してるの?」
「どっかその辺ででけへんのかいな」
その時、
「あれは!」壽ちゃんが叫んだ。
指さす先に…白い軽トラック。おお天の助けか
後光が射したように輝いている。
その50m先に芝の手入れをしている若者の姿。
みんなが走った。
「西郷さんなんですが」
「乗して行って…クラブハウスまで…ト…ィ…レ」
涙目で哀願する。
「いいですよ乗ってください」
何とスピードの出ない車やの、
ほんの7〜8分の道のりが何十倍にも感じる。
心もとないエンジンの音、フロントガラスをたたく雨の音が
いやがおうにも悲壮感を盛り上げる。
「そう言えばえみりさんご結婚されましたね」
「………」
「おめでとうございます」
「…ありはほう」
それから先は覚えてない。セーフやったよ。
OB間違いなしが、行ってみたらセーフやった。みたいな
晴れ晴れとした気持ちでクラブハウスを後にした。
感謝の気持ちを胸に秘めて。
ダイハツのハイゼット…その勇姿。わすれへんよ。
若者よ、えみりへの祝福ありがとう…ありはほう