演出って

初日の幕が降りた。終演後”だめだし”(あの動きをこうして、あの台詞をこうして、演出からの注文)が30項目以上。稽古場の通し稽古以来毎日こうした”だめだし”が出た。もちろん浩太郎にも、「はい、わかりました」素直ですよ僕も。演出の堤さんは実に我慢強く長時間きめ細かく積み上げる。冷静、顔色を変えない(休憩に狂ったようにタバコを吸う)でも気がつけば「この人について行こう」殆どの出演者が堤シンパになった。いい初日だったと思う。稽古場で僕が着ていたジミーヘンドリックスのTシャツを見て「何で西郷さんがジミヘンなんですか?」「僕らの世代だもの」「全然結びつかない」聞いてみたら彼は昔音楽雑誌の仕事をしていたそうだ。「その後僕はパンクへ行っちゃって」「僕はウエストコーストに行っちゃって」”わかば”の音楽の使い方、台詞のテンポのこだわり方、普通じゃないと思ってた。堤さん。大劇場からひっぱりだこになるよ、間違いない。

by teruhiko_saigo | 2005-08-05 23:36 | 舞台のこと