千穐楽近し。

舞台に静かな雪が舞い、
淡島千景さんが手燭(てしょく)を持って表の様子をうかがう頃。
花道の出口「揚げ幕」の暗闇に5人の戦士が息を潜めている。
安兵衛と吉良の戦士。「怪我がないよう」祈る。

「シャリーン」きっかけで揚げ幕が開き、安兵衛が吉良邸に突進して行く。
花道から本舞台へ、そして安兵衛唯一の見栄
(これやるために毎日来とるんや)てか?
6人をサバイて三輪ノ介、残るは清水一角。腕は一角の方が一歩上と見た。

打ち合わせしたわけでもないのに松村一角は実に敏感。
やっと勝てたんですよ…てな筋書きをきっちりと合わせてくれる。
「出来る人で良かった」が本音。マナーも素晴らしい。好青年やで。

あと3回。緊張の度合いは増すばかり。
何とか無事に。それこそが会長への供養を合い言葉に76回終えた。
初日に戻ろう。あの新鮮な緊張感を千穐楽に持っていこう。

感動的でナチュラルな千穐楽を。
by teruhiko_saigo | 2007-04-21 01:31 | 舞台のこと

西郷輝彦本人による徒然日記


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