写真間にあわんのごめん。
明治座「忠臣蔵」以来、石井ふく子先生演出「華々しき一族」に出演、初日の幕。
不思議な流れが稽古場を包み、それが何か掴めないまま舞台の初日を迎えた。
僕らにはわからへん…。客席から観てもらわな。言うてもらわな。
けど、そういうことやねんね。お客さん入ってもろてやっとわかりました。
舞台とはそういうもんです。客席とつながって初めて成り立つもん。
若尾文子さん素敵でかわいいし、松村雄基、藤谷美記、吉野紗香、徳重聡。
初舞台もふくめて、みな初々しい。けどちょっとだけ悔しいとこある。
若尾さんと松村君の会話。
興奮した松村君が思わず土佐弁が出る「主人と同じお国なまりでも…あなたが
喋るとかわいいわよ、主人もかわいいところあるけど、おじさんだから」
稽古場でこの台詞が出るとわしゃ「おっほん」と咳払いした。
ええ座組ですよ。どんどん発展するような。そんな舞台…観に来てよ。