窓から人けのない不忍池眺めながら、
「五回目なんやな、一年やってないんやから六年目や」
なんて感慨深けにため息ついてた。回を追うごとに熱心なお客さんが増えて、何や妙な達成感を求めるステージになってきた東天紅。結局うまいお客さんに乗せられて、こっちが心地よい思いさしてもろてると言うことやね。もう音楽さえあれば歌い手も聴き手もない、ただ楽しみたいのよ!みたいな。それにしてもみんな客席の達人やね。緩急取り混ぜて、笑たり泣いたり立ったり座ったり、休みなしやからね。こっちも手抜けへん、終わってみれば使いもんになれへん、ほとんど絞りきった雑巾状態。10ラウンド戦って、ボロボロになりながらかろうじて判定勝ちしたボクサーみたいなもんかもしれへんね。今日は久しぶりに家族でメリークリスマス、ケーキに手巻き寿司?何やわからんけど子供達のリクエストらしい、今日別れる人も、明日巡り会う人もいる。今日不幸な人も明日復活がある・・様々・・せめて心暖かく・・・メリークリスマス。