
ビルの窓から”東京タワー”を眺めとった窓際族のKさん。
「傾いてる…」「絶対傾いてる…」とつぶやいた。
”東京タワー”通のKさんは、その凛としたたたずまいに魅了され、
文献を集め、新聞記事を切り抜くのを楽しみにしてた。
そして”東京タワーがおなら”という記事に目をとめた。
警備員が夜中巡回中に、タワー直下の地下から「ブブブーッ」と音がして、
タワーが身震いしたらしい。しかも「臭った」と言う。
スクラップから記事を探してみて、大正時代にSLを使った
地下鉄の実験路線があったことを知った。
芝公園あたりからタワー直下まで200mのトンネルが掘られてたらしい。
結局排煙がうまいこといかず、トンネルの大半は埋め戻されたけど
部分的に空洞のまま残されたところに、地下水に含まれるメタンガスが
溜まる可能性があると、ある教授が指摘していたことも知った。
Kさんの依頼を受けた某教授が動いた。
そして、タワーの4つある橋脚のうち南側の地下30mに
空洞と爆発の痕跡をみつけた。教授は「発生したメタンガスが
爆発し、南の脚部が持ち上がったようだ」と推測。
構造設計の専門家によると、タワーは北に2.3度傾いてた。
イタリアのピサの斜塔の傾斜は5.5度で、それより軽微やと言う。
教授は調査を夏までに終え、研究成果を学会で発表する。
論文には協力者としてKさんの名前も載る。
一躍会社の”ヒーロー”や。
「東京タワーかて体調の悪いときもある。それを見つけて
東京タワーに抱き続けた片思いの恋がやっとかなった気分です」
とKさん。
良かった良かったと、新聞の下を見たら、
「お断り 4月1日、エイプリルフール」
「本日の特報面の記事はすべてつくり話です」
……と東京新聞。
何じゃこりゃ。あぶないあぶない。
マジにブログにするとこやった。
第二タワーの建設が墨田区に決定したことを知った
第一タワー君の怒りのおならが爆発したんかな、と思たよ。