
観て来ました。
俳優座劇場で上演中の”こまつ座公演”井上ひさし作
「紙屋町さくらホテル」全国92公演の総仕上げとも言うべき凱旋舞台…これ名作です。
昭和20年、終戦間近の広島”紙屋町ホテル”の従業員と宿泊客がプロ、素人混ぜ合わせた移動演劇隊さくら隊を結成。「無法松の一生」を上演することとなる。
だが公演までの稽古期間はわずか2日。
異なる人生を歩いてきた人物達が、初めてふれる演劇によって
それぞれが背負ってきたものが浮き彫りにされる。
洒脱な笑いを取り混ぜながら、作者は問いかける。
昭和天皇、戦争、国家とは?
ズシリと重くて深いテーマだが恐れおののく事はない。
笑って笑って涙しているうちに
今この国がどこへ行こうとしているのか?見えてくるかもしれない。
そして、
さくら隊が結成された時、すでに原爆投下への秒読みは始まっていたのだ。
南座「どてらい男」で猛やんの妻を演じた森奈みはるさんが
宝塚出身の新劇女優を好演していた。さすがに歌も超一流。
やはり、芝居は本ですな…。